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あれ?ガソリンくさいぞ その2

前のページで立てた予想は、ガソリンの温度が上がると蒸発ガスが増えて、チャコールキャニスタで吸収できないくらい大量の蒸発ガスが放出されるというものでした。
そこで、ガソリンの温度が何度くらいになると発生するのかを調べることにしました。
方法は、温度センサーを燃料リターンパイプに設置し、タンクに戻るガソリンの温度を(パイプ越しですが)測定するというものです。

結果
タンクに戻るガソリンの温度が65度を越えるあたりから、ガソリン臭くなってきました。ちなみに、同じ条件で、エアコンを切った状態だと10度ほど低い温度でした。

対策案
とにかくガソリンの温度を下げる方法を考えました。
1. ボンネット内の燃料配管を断熱材で覆う。
2. ラジエターの容量アップ
3. ボンネット内の空気の通りをよくする。


1. ボンネット内の燃料配管を断熱材で覆う。

オートバックスで断熱材を買ってきました。
構造は、表面がアルミコーティングされていて、断熱材としてグラスウールを使っているものです。
グラスウール側は粘着テープになっていて、簡単に貼り付けたり巻きつけたり出来ます。
これを使って、エンジンルーム内の燃料パイプを全て覆いました。
こんな感じ。

 

結果
ほとんど効果ありませんでした・・・


2. ラジエターの容量アップ

エンジンを冷やしてやることで、エンジンルーム内の温度を下げようという魂胆です。
エンジンから吸い取った熱はラジエターからエンジンルームに吐き出されるので、一緒じゃん!
っていう声もありますが、エンジンに付いているインジェクション経由で燃料パイプが熱せられているような気もしているので、エンジンが冷えることで効果あるかなと思っています。それに、ロードスターのエンジンは熱すぎの傾向があるので、それも冷ましてやれるから、一石一.五鳥位にはなるんじゃないかなと。(^^;)
交換するラジエターは社外品ではなくマツダ製のいいのがありました。
AT用かNA8C用です。

型式 ミッション 放熱量(Kcal) NA6CE MT比(%)
NA6CE MT 27,300 100
AT 37,300 137
NA8C MT 35,500 130
AT 46,500 168

この表は「だれもが、しあわせになれるロードスター」さんのサイトから引用させていただきました。

NA6CEのAT用でも137%、NA8CのAT用では168%も放熱量を増やすことが出来ます。
取り付けもどうやら問題ないらしいです。

結果
まだやってませんm(_ _)m
来年の夏までには何とかしたいと思ってます。
もし交換された方がいましたら、レポート待ってます。


3. ボンネット内の空気の通りをよくする。

ロードスターのエンジンルームは風通しがよくないです。
低速でもどんどん新鮮な外気が通り抜ければいいんではないかと思いました。
ラジエターからの空気は熱せられているので、ラジエター前の空気をエンジンルームに流してやることが出来れば、エアインテークに入る空気も冷えて一石二鳥です。

低速もしくは停止状態でも空気を流すとなると、電動ファンを使うしかありません。
電動ファンをラジエターの前の上部に取り付ければ、ラジエターに入る前の空気を横取りできそうです。
ラジエターを通る風量は、空気取り入れ口の風量が増えるはずなので、変わらない・・・・・はずです。
使用する電動ファンは12V動作で、防滴、防塵タイプのものを使用します。

結果
まだやってませんm(_ _)m
ラジエターの容量アップでダメだったらトライします。