玄箱に遊んでもらう

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色々インストール

実は手抜きです。本当は色々やった方が勉強になるんですが、目的がWEBの公開とかなので、玄箱では手抜きして簡単な方法をとりました。(^^;

色々はじめる前にTelnetを使えるようにします。
なにしろ玄箱はVGAもシリアルもPS/2も何にも無い(シリアルは基板の上にあるけど)から、LAN経由でWindowsからtelnetで操作するしかないわけです。

1. Telnetを使えるようにする。

・Windows機にTeraTermをダウンロードし、インストールします。
・TeraTermで玄箱に接続
 玄箱のIPアドレスをteraTermに設定し、接続します。
・ログイン
loginIDはroot、パスワードは玄箱の説明書(紙一枚だけど)のどっかに書いてありますから探してみてください。

注意
ブラウザ設定画面のパスワードとは違いますよ。

2. 基本ツールのコピー

玄箱添付のCD-ROMをWindows機のCD/DVDドライブに入れ、binaryフォルダを玄箱のshareフォルダにコピーします。
コピーが終わったら、Telnetで玄箱にログインし、
# ls /mnt/share/binary
でコピーされているか確認します。
xxxxxx.tar.gzが沢山あれば正解です。

3. 基本ツールのインストール

binaryディレクトリのファイルをtarコマンドで展開していきます。
# tar -ztvf xxxxx.tar.gz -C /
を全部のファイルに行えばokです。
が、全部は大変なので私は、「玄箱の本」p153に書いてある「最低限必要なファイル」だけにしました。(^^;;

全部入れるには、次のようにすると便利です。
# for filename in /mnt/share/binary/*.tar.gz
> do
> tar vzxf $filename -C /
> done

4. GNUパッケージのインストール

玄箱の本」添付CDのバイナリを展開するだけです。
添付CD-ROMをWindows機に入れ、\kurobox\Part3\\binarynew\all.tar.gzをshareにコピーします。
ついでに、
\kurobox\Part3\\binarynew\etc.tar.gzをshareにコピーします。
コピーが終わったら、Telnetで玄箱にログインし、
# ls /mnt/share/にall.tar.gz、etc.tar.gzがあることを確認します。
次に、
# tar zxvf /mnt/share/all.tar.gz -C /
で、展開します。

ついでに、起動・停止スクリプトも入れておきます。
# tar zxvf /mnt/share/etc.tar.gz -C /

5. 共有ライブラリ

# vi /etc/ld.so.conf
で、以下の2行を追加
/usr/local/lib
/usr/local/ssl/lib

ld.so.confは以下のようになるはず。
/lib
/usr/lib
/usr/local/lib
/usr/local/ssl/lib

ld.so.confを保存したら、
# ldconfig  (共有ライブラリld.so.confを有効にする)

6. thttpdのPort番号の変更

玄箱には元々thttpdというWEBサーバが入っています。設定画面はそれで動いています。
この設定画面は便利なのでそのまま残し、Apacheも有効にするためにはどちらかのPort番号を変えなければなりません。
「玄箱の本」にも書いてあるように、thttpdの方の使用Portを変更します。
理由は、WEBを公開する場合、Apacheの使用Portがデフォルトの80の方が都合がいいからです。

変更方法
/etc/thttpd.confのport=80の所を8000とか8080とかに変更する。
変更後、
# /etc/init.d/thttpd restart
で、thttpdを再起動するか、
# reboot
で、玄箱を再起動する。

以降、玄箱の設定画面を開くときは、
http://玄箱IPアドレス:8000/とかhttp://玄箱IPアドレス:8080/
とする。

7. Apacheグループの作成

設定ファイルの/usr/local/conf/httpd/confに書かれているのに合わせて、設定します。

# groupadd apache
# useradd -g apache apache

8. Apache自動起動の設定

玄箱起動時と、停止時にそれぞれApacheのスクリプトが動くように設定します。

まず、玄箱の現在のランレベルを調べ、2以外なら一度玄箱を再起動します。
# runlevel
N 2 ← ならok

次に、停止、開始のシンボリックリンクを作成します。
# ln -s /etc/init.d/httpd /etc/rc.d/rc0.d/K85httpd ←停止用
# ln -s /etc/init.d/httpd /etc/rc.d/rc2.d/S85httpd ←開始用


9. 再起動

終わったら、再起動
# reboot

10. 確認

Windowsのブラウザからhttp://玄箱IPアドレス/を見る。
Apacheの確認ページが表示されればok

同じように、http://玄箱IPアドレス:6.で設定したport番号/
で、玄箱の設定画面が表示されればok


   
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